【タイ留学】タマサート大学交換留学~アジア留学のメリット~

2016年の8月から約10ヶ月間、大学の交換留学を利用してタイのタマサート大学で勉強していました。
当時の情報がやや古い可能性もありますが、せっかくなので、改めてなんでタイ留学したのか簡単に書こうなと思います。
他の記事で書いている内容と違う部分もあったりしますが、記事を実際に書いていた時期によって思考が変わっていたのでご容赦お願い致します。
でも、ぶっちゃけ、ちまたに出てる留学体験記て、クソほど同じ内容で、クソほど面白くないですよね。
なぜタイに留学しようと思ったのか

まず、「お前なんでタイに留学したの?」「タイ語勉強してたの?」「トムヤンクン毎日食ってたの?」という質問にお答えします。タイに留学しようと思った経緯は、まあ、色々あるのですが、大きく分けて三つあります。
①安い
②飯うまい
③近隣諸国に遊びに行ける
はい(つい本音が汗汗)、、
気を取り直して、留学の理由は以下の三つになります。その他にもいくつか理由はあるので、そちらも4つ目にまとめて記載しました。
東南アジアが好きで、将来は東南アジアと関わりのある仕事に就きたいと漠然と考えていたから
幼い頃からタイへは家族旅行で行っており馴染みがあったのがまず言えます。父親がタイと関わりのある仕事をしており、また母親も昔タイに住んでいた経験があるという家族背景があります(二人はタイ語の学校で知り合ったらしい)。あとはバックパック背負って東南アジアを周遊した経験もあり、タイに関わらず東南アジア全般に個人的に関心がありました。そんなことで、将来は日本と東南アジアをつなぐ仕事に就きたいなと漠然と考えていました。
勉強、社会保障—高齢化するタイ
学部の留学なので勉強するために来ています。

東南アジアの中でも高齢化が進んでいるタイにおいて、今後どのような社会保障制度が必要になってくるのか、というのを勉強のテーマにしていました。
日本の大学では社会保障を学ぶゼミに所属していました。東南アジア以外にもバックパックで色々訪問し、他の旅行者と話したりしているうちに、各国のワークライフバランスに興味を持つようになり、社会保障を勉強しようかなと思考がキュキュっと。単純に、
「なんでこいつ平気で仕事やめてプラプラ世界周ってるんだろう⁇」みたいな。
「あれ、君の国では大学入学平均年齢21歳なの(デンマーク)⁇」みたいな。
「仕事してるのに、こんなに長期で休みとってんの⁇」みたいな。
そんなキッカケを与えてくれた地域の制度についても知りたいなあなんて思いました。
インターンもしくはボランティア
それから、タイではインターンのチャンスが容易にあります。
日系企業も多く進出しており、日本と関係の強いタイにはインターンやボランティアのチャンスが多くあるので、学業以外にも学べるものは沢山あります。
私は、自分の関心のある福祉政策に関連していた経緯から、職業訓練などを主とした障害者のエンパワメントを促進する日本政府、タイ政府の共同で創設された王室財団で前期中はインターンをさせていただいていました。
その他
他にもいくつかありますが、ちょっと羅列していきます。
- 授業は全部英語で受けることができる。
- タイ人の学生は英語堪能な学生が多い
- 女性がかわいい、夜遊び上等
- 物価が安く、ご飯もおいしくとても過ごしやすい
- 英語以外の言語(タイ語)も学べる
- 休み期間は近隣諸国への訪問が可能
このくらいですかね。まず、現在タイに関わらず、インドネシア、フィリピン、マレーシアなどでのアジア留学において授業を英語でしっかりうけることができます。
余談ですが、ミャンマーは教科書は英語で作られていますが、ミャンマー語でのレクチャーが多いためまだ学部留学するには難しいと思います。
僕がいま通っているタマサート大学では、教授もタイ人の先生に関わらず、世界中から来ています。僕が現在受けている授業の中でもデンマーク人の先生から社会保障について学ぶ授業があります。
また、物価が安く過ごしやすいのは言うまでもなく、本気になれば一日の食費を500円以内に抑え、住居費込みで月4万円くらいで生活することも可能です。なんだかんだでお金は使ってしまいますので、余裕を持って来るに越したことはないですね。
あとタイ語!僕はまだまだですが、、大学によってはタイ語を学ぶクラスがあったり、大学とは別でタイ語の語学学校に通っている友達もちらほら見かけました。
そして何よりみんな旅行することなんの。。人によっては週末を利用して海外に行ってしまうレベル。。かく言う僕も、前期と後期の間の約4週間はまるまるタイ以外の国で過ごしていましたが。笑
あとあと振り返って理由を書き直したのがこちらです。
タイ留学は実際どうなのか、そしてアジア留学という選択肢について。
タマサート大学での留学生活は実際こんな感じ
それで、実際タイ留学てどうなのかと。前期をを終えて感じたことを簡単に書いていきたいと思います。ここではあくまで僕の経験を元に個人的見解のみで書いていきます。

勉強について
日本と同じで取る授業によりけりですが、周りの学生を見ても、基本的にどれもプレゼンを行う授業は多い印象です。レポートも必ず何かしらの授業で書かされます。
授業や学生の質は日本と同じです。同じというのは授業によって良し悪しがあり、真面目な学生もいれば不真面目な学生もいるということです。それに合わせて例のごとく楽単といわれるものも存在します。
どこに重点をおき、何を選択するかは全部自分次第ですが。タイ人の学生は学部・学年によってかなり授業が決められてる印象を受けます。本当にどーでもいいい授業もとらなければならず、くそモチベーション低い授業もあり、可哀想だなと感じることも。
インターンとかボランティアとか、そゆのもろもろについて
上述の通り、僕も前期インターンを行なっていました。
他の日本人学生、日本人以外の留学生ももちろん、多くの人がインターンまたはボランティアを行なっています。日系の海外スタートアップ企業から、NPO、NGO、または日本語家庭教師などのボランティアまで多岐に渡ります。
これらはタイに来てからでも容易に探す事ができます。ただしそれらは選ばなければということになります。
しっかりとインターンなどを通して留学を充実させている学生は、渡航まえからしっかりと目的を持って事前にインターンの約束をして来ている学生が多いのかなと感じました。
一歩間違えれば、自分の興味のない分野で、無給で、”成長できるから”という訳のわからない魔法の言葉に乗せられて馬車の馬になることもありえるので気をつけなければいけないところです。
その他クラブとか
タマサート大学にも多くのクラブ活動があります。ですが、ほとんどがインターナショナルコースではないメインキャンパスでの活動となります。その為、クラブに参加する場合はわざわざ1時間弱かけてメインキャンパスに行く必要があります。
僕も一度ソフトボールクラブの練習に参加したことがありますが、サークルのノリで行ったものの、練習の最後にガチでベースランニングをさせられて翌日は体バキバキでした。髪の毛もじゃもじゃで見た目からしていかにも「ポップなんて死ねや」みたいな感じの不思議な日本人学生もタマサートの軽音楽部のオーディションに無事通っていました(実は凄いやつだったりして)。ですが、”毎日練習来いとかほざきやがるから辞めてやった”と豪語していました。
アジア留学という選択肢
最後に、アジア圏に留学を考えている人、逆に全く考えてない人に向けて一言。タイ留学しか経験していませんが、アジア圏て総称して書いちゃいます(一応ASEAN10カ国行ったことあるし、まあ許して)。

今回は、インターンや、語学留学、ボランティアなど、様々な体系がある中で、僕が行なっている学部留学に沿って話します。
アジア圏を留学の選択肢に入れる段階でなんらかの理由がそれぞれあると思いますが、まずはなんの留学なのかをちゃんと考える必要があります。(もう、どの留学体験談とかでも腐るほどそういうお話があるのでうんざりしますので、上の文は聞き流して大丈夫)
まず、アジア圏を全く考えてない人にいくつか。
アジア圏でも英語でしっかり授業を受けることができます。
現地の学生も英語で授業を受けるコースの学生は英語堪能な学生が多いです。僕のタイ人の友人の中には、幼少期からインターナショナル通いでタイ語よりも英語が得意な学生がいました。
それから高校時代に海外留学経験がある学生は多い印象です。アメリカ、チリ、ノルウエー、スウェーデンなど、まあ様々。あくまで僕の所属しているプログラムの中のタイ人の友達に限定して話していますが(その他にあんま思いつかないので、友達少な目なのかな僕、、泣)
勉強もしっかりできます。
授業は英語ということもあり、多国籍の教授の元でレクチャーを受けることができます。論文などもタマサート大学では、データベースから検索することができるので英語の論文もある程度手に入ります。もちろん日本にいながらでも入手できるものも沢山ありますが。日本でそこそこ勉強する程度のことはタイでもしっかり勉強することができます。
それそこタイ(もしくは各留学先)に特化したテーマで研究するのでしたら、なおさらしっかり学ぶことができるのではないでしょうか。
教授との距離は日本に比べてかなり近いため、現地の教授から詳しい話も聞くことができます。そしてなにより現地の学生と授業を受けるため、現地の未来を担う若者がどういう考えを持って、どのように行動しているのかを感じることができると思います。
タイ以外の地域ですが、僕の知り合いでは、学問はもちろんですが、それ以上に現地の人がどういう教育を受けて、どういう授業がなされていて、それに対して学生がどういう姿勢で取り組んでるのかを知ることに関心を寄せて留学している人もいます。
もうほとんど、アジア圏留学に関心がない人に向けてで終わりそうなので、すでにアジア理由を考えてる人に本当にひとこと。
留学の目的を”学問に関するガチ勉強”にするつもりの人は辞めといた方がいいかなというのが僕個人の考えです。

何かの学問を本気で突き詰めたいという人はやっぱりヨーロッパ圏、北米とかに行くべきなのかなと思います。そちらの現状が実際どうかはわかりませんが、最先端の研究が集まり、最新の論文や、有名な教授さん、そして世界中から集まる優秀な学生と触れる機会が多くあるのではと感じます。
その点、シンガポールは”ガチ勉強”にも良いと思います。シンガポールの大学は世界大学ランキングも上位に入る実績があり、実際にシンガポール国立大学内をふらふら徘徊したことがありますが、ぱっと見だけでも多くの人種、国籍の学生が集まっている印象を受けました。
それからタイに限った話かもしれませんが、アジア圏に留学に来る欧米系の学生は、どうしても勉強というよりは、隣国への旅行などの”遊び”に来ている学生が多いです。良い言い方をすれば、現地の文化を肌で感じたいという学生が多いです。そのため、毎週のような飲み会の誘いや、定期的にある旅行の誘いに困惑するかと思います。
もうあとは留学全般に通ずることで、遊ぶところは遊び、留学の目的を忘れずに毎日面白く過ごすのが1番ですね!もちろん現地の生活や実態を目の当たりにして途中で目的が変わることもあるかと思いますが、そういう時は是非ルーフトップパーティで暴れてみてはいかがでしょうか?
ではでは、平和。
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