大学1年で海外ボランティアではなく海外一人旅をした理由。

大学1年生の夏休みに東南アジアを一人旅しましたが、実は行く前はビビりすぎてボランティアで海外に行こうと思ってました。
なんやかんやで、これまで、東南アジア1ヶ月、南アジア1ヶ月、南米1ヶ月など、タイ留学中も周辺諸国にちょろっと、なので、そこそこバックパック旅してきたかな、と思ってます。そこそこです。
ビビりまくりながら一人旅したことをふと思い出したので、大学1年生の時にボランティアではなく結局一人旅にした理由を書きたいと思います。
大学初めての夏休みは何したらいいか困る。
意外と長い大学の長期休み。
バイト、サークル活動、帰省、資格勉強、ドライブ、短期インターン、旅行などなど、選択肢は沢山ありますよね。逆に多くの選択肢があって、大学入学してすぐの夏休みなんて特に何したらいいかわからないですよね。
僕は、大学1年生の夏休みに1ヶ月ほど東南アジア(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム)を一人旅しました。
その時の経験はその後の大学生活にもめちゃめちゃ影響しました。本当にあの時、東南アジア一人旅してよかったなあと思ってます。
大学入学当初、合格したことも運の回り合わせレベルに高校の時の成績が低かったので、周りの人全員頭よく見えていました。
でも、授業は全然面白くないし、特にすごいなあと思う人も当時周りにいませんでした。なんか面白くないなあと思いながら始めた近所の居酒屋のアルバイトでは、めちゃ怖い顔した社員にビビりまくる毎日。
まあ、インキャ、でしたね、はい。今もそんな変わらないけど。
兄に言われるがままに海外に行こうかなあ、なんて。
そんなある日、当時社会人一年目だった長男に、「海外一人旅しろ」、と言われました。
長男は大学時代に東南アジア、インドなどをブラブラしてるバックパッカー学生でした。
なんかよくわからないけど、夏休み行くなら3週間以上は行った方がいいとのこと。
ナガくね?アホか。
なんて思ってました。
視野が広がるとか、とりあえず行けばわかるとか、熱弁され、大学でイモ生活だった僕は悩みました。
そんな兄は僕が大学2年生の時に日本で勤めてた会社を辞めてタイで現地採用として働き始めることになるとは、当時夢にも思っていませんでしたが。。
はい。
そんなこんなで、大学あんまり面白くもないし、せっかくだから海外行くかあ、と夏休みの目標ができました。
いうてもビビりまくる。
とは言ったものの、昨年まで高校の部活で野球やってた元丸刈り少年、幼少期にタイに家族旅行してたくらいの経験値では当然ながらビビるんですよ。
「コワイコワイコワイ」
「英語喋れないし」
「病気もらったらどうしよう」
「でも海外行ったらかっこいいかな」
「モテモテになる」
そんな心の声はどんどん膨れ上がっていき。ついに、一人旅は辞めて別の道を探すことにしました。
しかし、イモすぎる大学生活、やはり男を磨いてモテモテになるためには海外に行くしかないと、そう思ったのです。
我ながらアホですが、当時は本当にかっこよくなるために海外にいきたがってました。
ボランティアで行こう。
そして、考えついたこのアイデア。
天からのお告げかと言わんばかり、コレダ、oh my god、と思いました。
「海外いけるし」
「なんかボランティアだから良い事できるし」
「モテモテになれる」
「まさに、一石三鳥。」
早速大学のボランティアセンターに行き、タイのボランティアを探すイモ学生。
タイの北部の少数民族が住む地域でのボランティアを早速発見。
キタ。
パンフレットを持って帰り、実家の両親に話すことに。
まずは母親から。
母親は昔1年ほどタイに住んでたこともあり、北部の民族のことについて興味津々。ぜひ行ったら良いじゃないかと背中を後押し、ドシドシ。
これはイケる。ビビりまくりのイモ学生ついに大学海外デブーか。
そして父親にも一応相談をと思い、話してみることに。
僕「夏休み一人旅じゃなくてタイにボランティアに行こうと思うんだ」
父「、、、、。いや、やめた方がいい。」
僕「、、、、ンゴ。」
秒で打ち砕かれたイモ学生の思惑。
父の言い分
なぜ父親が反対したのか。
とりあえず、反対されたら当然聞きますよね。
僕「なんで?」
そしたら、「なんでボランティアに急に行こうと思ったの?」と逆に聞かれました。
「一人旅はコワイから、でもモテモテになるには海外行った方がいいし、悩んだ末のウルトラCの海外ボランティアなんやで。」
とは言えず、普通に言葉に詰まるイモ学生。
父「別にボランティアを否定するわけじゃないけども、」
そう言って、父は話し始めました。
現地のこともよく知らないのにボランティアしてどうするの。
僕は大学に入ってから、別に国際協力とか、東南アジアとか、タイとか、そういう分野に関心を持って勉強してたわけではありませんでした。
政治学科に入学し、市民政府論だやれ民主主義だ、やれ行政の縦割りが、とか、大教室でポツンと座りただ講義を聞いてるだけでした。
なのに、なんでいきなりボランティアなのか、と父は疑問に思ったようです。
まあ、そうですよね。
そして、そのボランティア、タイの北部という、もはやラオスに近い地域だったんですよね。
バンコクのことについてもよく知らない、その北部のことなんてもっと知らない。
そんな状態でただ興味本位でボランティアに行って、タイの何を知るわけ?
それでタイのこと知ったつもりになって、どうするのか。
それなら、よくわからなくてもいいから、とりあえず自分の目で現地を色々みて、そこから色々と考えればいいんじゃないのか。
そう言われました。
当時の僕は、もう、グウのねも出ない。
参りました。私、一人で旅して参ります。
そんなわけで、一人旅をしました、1ヶ月ほど。
自分で考えて意思決定をするための一人旅。
終わってみて、当時の一人旅は大成功でした。
何をもって成功かというと難しいですが、色々と衝撃的すぎて、めちゃめちゃエキサイティングで、知らないことが沢山あって、世界にはいろんな人がいて、驚きと学びの連続でした。
ボキャ貧を炸裂してますが、当時ボランティアでなく一人旅をして本当によかったです。
一人旅をしてる最中にも現地で知り合った人に誘われてカンボジアの学校建設ボランティアにも参加させていただく機会もありました。
その後、南アジア、ヨーロッパ少し、南米などへの一人旅も引き続きすることになりました。
そんな経験が、タイ留学や、インドでのインターンシップなどにつながりました。
理由をもう一度考え直すと、父親の指摘を受けて、自らの意思で決定をしていなかったと感じたから当時考えていたボランティアを辞めたのだと思います。
そして、自分の意思で決定する機会を設けるために、とりあえず一人で考えなくてはいけない環境に飛び込む必要があると当時考えたのだと思います。また、考える機会が豊富にあるであろう、未知の海外に行く必要があると考えたのだと思います。
別に、大学の休み期間に海外ボランティアを考えてる人は海外一人旅をした方がいいとか、そういう話ではありません。
ただ、その決断が自分で考えたものならいいのだと思います。
もちろん、大学1年生の当時から比べて、今はもっと、自分の意思決定にしっかり根拠を持つ必要がありますが。
当時の僕にとっては、自分で納得して決定を下した、それだけで、ただただ大きな学びになったなあと思います。
まあ父親に反対され、説得されたからていうのは大元の理由ではありますが。。
大学も気がつけば5年目。東南アジア一人旅した当時はもう4年前なのかと思うと、22歳という若造ながら、しみじみ思ったり。
はい。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございます。
ではでは、平和。
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